陸蒸気
(明治村9号、12号)

物件の所在地:愛知県犬山市
あし:東海道線名古屋駅又は岐阜駅より名鉄乗り換え
「犬山」下車。バスが運行されています。


むかし「まんがはじめて物語」という番組がありました。
この番組、ナレーションの人が「超」鉄道マニアという事もあり、大好きでした。

現代の科学ではまだ「はじめて」を知る為にタイムスリップする事はできましぇん。
しかし、それに近い経験なら・・・という訳で電車の所でも出た明治村。
ここには明治時代新橋−横浜間を走ったSLと、
私鉄の富士身延鉄道(現在のJR身延線)を走ったSLが交代で走っているのです。
いきなりアニメになってしまう事もありましぇん(爆)

これが「明治村名古屋駅」だ。
名古屋にしては設備が小さくて、なんかローカル線の
駅を思わせるのであります。
でもいい雰囲気。映画のロケに、絵を描く際の参考
資料に、いかがでしょう?
明治村東京駅に到着した列車。
現在連結器切り離し中。
日本ではあまり見られない螺旋連結器
(鎖みたいなので繋げる)を使用
しています。

その後日本では便利な自動連結器
(握手する形のやつ)に一斉に取り替えたり、
密着連結器が採用されたりしているのです。
本日の機関車は12号。
英国はシャープ・スチュワート社の生まれ。
明治時代には新橋−横浜間を走っていました。
(当時は165型)。

到着したら向きを変えなければなりません。
いや、バック走行もいけるのですがそこは博物館、
ここまでやってみせるのです。
おお、回っております。
しかも人力(二人)で。
この時はシーズン中なら黒山の人だかり。
今の季節に行って良かったあ!!
もうすこし・・・といったところ。
この時給水する場合もあり、その為の設備もあります。
また、当然のように石炭を積み込む設備もあります。
向き直りました。
煙をはいて、いざ出発。

これから客車の前に回り、再び連結します。
機関庫(?)の内部。
もう一両の9号はアメリカのボールドウィン生まれ。
明治から戦前までの私鉄で多く使われたタイプ。
この車両は現在のJR身延線ができた頃、
使われていたものです。
当時は私鉄だったのです。

また、予備の客車も入っていました。
ラッシュ時(?)は3両編成で走ります。
車窓の風景も載せて置きましょう。
かなり眺めはいいのです。
明治時代の建物も見えたりします。
車内放送は装置が無く、
車掌さんが生の声で話します。
客車の内部です。
実は新製ではなく、現役だった車両の復元。
本当は明治の始めの頃は
クッションは上等車にしかなかったようです。

ここの列車の感じは明治中頃から戦前という
イメージでしょうか?

なんか幹線というより田舎の列車みたい。
明治村名古屋駅にて。
到着するとすぐにまた機関車切り離しです。
このオープンデッキもいい感じですね。
後部標識(赤の円盤)までついています。



この列車は明治村の北側駐車場(明治村東京駅)
と園内(明治村名古屋駅)を結んでいます。
乗車には市電と共通の一日乗車券が便利、
明治村名古屋駅からすぐに接続(?)があります。


今回の物件については詳しくは
博物館明治村公式ホームページ
をみてくらはい。


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